訪問歯科治療について
何歳になっても、自分の口から食事をいただくことは、健康や幸福感、そして人間としての尊厳と大きく関わってきます。超高齢化社会の日本では、高齢化がますます進んでいますが、自宅から出れなくなってしまった高齢の方の口腔ケアまでなかなか手が回らないのが現状です。通院したくてもできない方が専門的な治療を受けられるように、「訪問歯科治療」があります。
〈訪問歯科治療の3つの診療内容〉
訪問歯科治療とは、歯科医師や歯科衛生士が個人の家や、病院、介護施設等に出向いて歯科治療を行うことです。おもに3つの診療内容を行っています。
①歯科診療
むし歯、歯周病、義歯の作製・修理などの一般的な歯科治療を行います。
②口腔ケア
高齢者の誤嚥性肺炎は最悪の場合死に至るほど危険なものですが、そのほとんどはお口の中の菌が原因で起こります。口腔内をきれいにお掃除することで、誤嚥性肺炎を起こすリスクを減らすことができます。
③口腔リハビリテーション
誤嚥性肺炎はお口の中の菌と、飲み込む力の低下によって起きるリスクが高くなります。口腔リハビリテーションでは、お口の体操をして筋力をつけていきます。今まで誤嚥の危険があるため、チューブを通してでなければ食事が取れなかった方も、リハビリをすることによって自分で飲み込んで食事ができるようになったケースもあります。
〈どのように申し込むのか?〉
かかりつけ歯科医院や、地元の歯科医師会、また普段お世話になているケアマネージャーに相談し、訪問歯科治療を申し込みましょう。